冬の風物詩といえば、意外なことに「セイたんのピアノコンクール」
嫁の寿命を縮める一日である。が、今年はなぜか落ち着いている嫁。
なぜなら、今年、セイたんは小学校3年生までの上位部門に挑戦するから。
去年入賞したので、今年も同じクラスに出ても仕方ないでしょ?
というわけで、胸を借りに出場するのです。
いつものように完成度はいまいち。気分によって出来の善し悪しの差が
大きすぎる・・・。さらにいつもより練習も少ない感じ・・・。
会場で余裕綽々のせいたん。

おまえは少しは頑張る気があるのか、と言いたい。
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年齢順なので、セイたんは4番目。またまたいつものようにニコニコ
舞台に上がり、さらっと引き始める。
うむ、いい感じで引いておる。いつもは吐きそうになっている嫁も
今日はゆとりがある。曲の終盤、このままいい感じで終われば、
努力賞でももらえるか?と思ったそのとき、事件は起きた。
タ~タッタ、タ~タッタ、タ~タッタッタッ「グァ」
最後の音で隣の白鍵も弾くセイたん。ずっこける嫁と夫。
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審査発表前にピアノの先生とすでに反省会。ツメが甘いと責められるセイたん。
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審査発表。
まずは努力賞、当然呼ばれないセイたん。
入選、当然呼ばれないセイたん。←この時点でふてくされ始める。
最後に入賞、当然呼ばれない・・・呼ばれるセイたん。
一年前に味わった動揺が再び。
ニコニコで壇上に上がるセイたんと、青ざめる嫁と夫。
なぜ?どう考えてもセイたんより上手な子がかなりいたはず。しかも
最後の音を外している。
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ピアノの先生を交え、審議中・・・
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推測としては、まず子供コンクールなので、テクニックはそれほど重視されていない。
※明らかにセイたんの曲は48名中下から数えた方が早いレベルだった。
先生曰く、セイたんのピアノの音色はいいらしい。
そして、何より、曲の表現、作曲家の意図を汲んでいるか、が重視されたのではないか。
とのこと。つまり、ピアノの先生の賜ですね、はい。
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まあ、入賞したのは素直にうれしいんですけど、なんだか、すごく申し訳ない気分・・・
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どんな曲か興味ある方は、下の動画をどうぞ。
これでまた、4月には名古屋へ行かなければ・・・
こんどこそ、鬼の形相で稽古をつける嫁と夫の姿が見られるでしょう・・・。